Leqtique CLHD+Rogerの2in1ペダルをゲット!ざっくりレビュー!

新年一発目のMNGをやっちまいました!
今回は、LeqtiqueのCLHD(Caeruleum Lightdrive High Definition)とRogerの2in1ペダルを某フリマアプリにて購入。

買ったばかりなのでざっくりとインプレッションしていきたいと思います。
後ほど、動画をアップできればと考えています。

できるかな。

とりあえず、最初に2in1ペダルとして弾いてみた感想。
その次に、CLHD単体を弾いてみた感想。
次いでRogerの単体の感想、最後にまとめの感想を書きたいと思います。


Leqtique CLHD+Rogerの2in1

最初にいきなりですけど、2in1ペダルとして使った感想からいきたいと思います。
私が買ったCLHD+Rogerですが、CLHD→Rogerという接続順です。

手元に届くまでのイメージではRogerでメインの歪みを作って、CLHDでブーストする感じかなぁ~なんて思っていましたが、そこは流石どちらも単体でリリースされたペダルです。

結果から言えば、Rogerで浅めな歪みを作り、CLHDは単体でも使用可能な位ドライブを上げて使っています。

セッティングはこんな感じ↓です。

【CLHD+Rogerセッティング】
◆CLHD
Level:2時
Difinition:9時
Drive:5時(フル)

◆Roger
Level:12時
Tone:11時
Drive:11時

ちなみに、アンプはAmplitube4のBrit Silverを使い、レッチリのジョン・フルシアンテを意識したセッティングにしています。

レッチリのコピーで使う用で、クリーンよりのクランチセッティングにしています。

最初にCLHDですが、単体で使用できる位のセッティングにしています。
ギターのボリュームをフルにすればオーバードライブになります。

このオーバードライブがかなり良い音で、フェンダー系のアンプを歪ませたような感じです。
でも、ギターのボリュームを絞るとカリっとしたハリのあるクリーンサウンドになります。

このクリーンサウンドは空間系のエフェクターを掛けて使いたいですね。


そしてRogerもですが、基本的にはギターのボリュームを絞ってドライブ~クランチ~クリーンとして使えるようなセッティングにしています。

ただRogerはDriveを上げても、ギターのボリュームを絞るとクリーンになるので、もう少し歪みを上げても良いかなと思いますが、CLHDでブーストするのでDriveは下げ目にしています。

この状態で弾いても割と歪み量はあるので、ロックのリフを弾くのにピッタリという感じです。


そして、CLHD+Rogerを同時にオンしてみるとどうでしょう!
ゲインブーストされた状態なので、伸びのあるリードが弾けます。

歪みの質感としては、CLHD色が多いような感じでザックリした感じよりは若干ブーミー寄りな印象です。
結構好きなオーバードライブサウンドです。


更に個人的な使い方としては、ペダルオフの状態のクリーン~クランチ、CLHDオンでギターのボリュームを絞ったクリーン~クランチ、Roger単体オンでギターのボリュームを絞ったクリーン~クランチの3種類のクリーンクランチサウンドを作ることができるのが重宝しています。

ペダルオフでのクリーン~クランチサウンドは、レッチリで「I could die for you」とか弾く時に使います。

CLHDのクリーン~クランチサウンドは、ハリがあるクリーン~クランチサウンドなので、「Right on Time」や「Can’t stop」、「 Stadium Arcadium 」などを弾くのに向いていると思いました。

Rogerでギターのボリュームを絞ったクリーン~クランチサウンドは、CLHDに比べて温かみのあるサウンドなので、ブルース系のフレーズが弾きたくなる感じです。

ストラトでも良いのですが、レスポール系のギターを使いたくなります。


CLHD+Rogerを同時に使うとなると、それぞれ独立した使い方をするのでも良いのですが、せっかく2in1になっているのでコンビとして活用したいと思いました。

相性は良くてRogerがアンプの歪みチャンネルという位置づけで、CLHDがブースター兼オーバードライブという感じで使うのが良いかなぁと思いました。


Leqtique CLHD単体の感想

さてさて次は、CLHDを単体のエフェクターとして見た感想についてです。
このCLHDですが、実は一度単体で買おうとしたことがありました。

その時は、イメージしていた音と違った為、購入を見送って別のエフェクターを買ってしまいました。
しかし、今思えば試奏したアンプがJC-120だったのがそもそも間違いだったな、と。

CLHDの魅力であるHigh Definitionなサウンドという点で考えれば、アンプのクリーントーンが煌びやかになるので、それはそれで一つの使い方だと思います。

でも、オーバードライブペダルとしても秀逸なCLHD。

しかも、ギターのボリュームを絞ればクリーンアンプにCLHDを掛けているのと変わらないので、個人的にはCLHDのDriveは上げ目にして、使えば一挙両得になると思いました。

ただ、そこは自分の使い方次第なので、お気に入りのペダルが別にあれば、味付けとして使うのでも十二分に良い効果が得られると思います。

島村楽器成田ボンベルタ店にて行われているという、ペダルボードの交流会でもCLHDをバッファーのような形で常時オンしている方もいらっしゃいました。

最終的な味付けという形で使っていて、そのままでも良いけどCLHDをオンにすることで更にワンランク上の音になっていました。

CLHDのサウンド

また、今回買うまではCLHDがハイファイなサウンド故に固めな音になっちゃうかなぁ~なんて思っていたのですが、存在感がありながらもギターの持ち味を活かすようなサウンドで、固さというのではなくハリが出て低音が締まるようなサウンドになりました。

しかもオーバードライブとしては、アンプライクな印象でフェンダー系のアンプのボリュームを上げて得たような歪みになりました。

このセッティングの時にはネックとセンターピックアップのハーフトーンで弾くと気持ち良いんですよね~

更にギターのボリュームを絞ってクリーンサウンドにして、ゆっくり目かつリピート多めのディレイをかけると、いつまでもアルペジオを弾いていたくなりました。

レッチリの「Slow Cheetah」という曲がベストマッチなんですよね。
(オリジナルではアコギの音なんですが)

Leqtiqueのエフェクターの中でも屈指の人気があるCLHDは、NOKINAさん自身も尖ったデザイン・設計であることからも気に入っておられるようですが、私自身もっと早く手に入れておけばと思うほど、一生もののエフェクターになりました。

使い方によってはアンプを選ぶかもしれませんが、真空管搭載のアンプではCLHDの魅力の幅が広くなるんじゃないかと思います。

複数台所有して使い分けたいほどですね。

クリーンブースターとしてCLHD使うと

私はレッチリのジョン・フルシアンテが大好きなで、存分に影響を受けています。

ジョンはBy the way時代からMXRのMicro Ampというクリーンブースターを使うようになりました。

ライブなんかのサウンドを聞いていると、ほぼクリーンで若干クランチサウンドにもなるアンプセッティングにしていて、ブースターをオンにしてギターのボリュームを絞ったクリーンサウンドを使ったり、攻撃的なクランチサウンドでリフを弾いています。

カリフォルニケーション時代だと、BOSSのFZ-3とDS-2を使っていて、最初は分かりませんでしたが、どうやら同時に使用する場面もあるようです。

Micro Ampを導入してからもブースター+ディストーション(またはファズ)と同時に使っていると思われます。

ライブ版の音源や映像を見てて、最初はアンプのセッティングだけで作っているのかと思っていましたが、ブースターを使っているんだなという事が分かりました。

クリーンブースターとして使った場合のクリーンサウンドとペダルはオフのままのクリーンサウンドの違いは、ブースターをオンにするとハリが出て低音がスッキリする音になり、ペダルオフ状態では中低域の音が残ったままの温かみのある音になっています。

CLHDをクリーンブースターとして使っても、その違いは顕著にでるのですが、CLHDの魅力としてはNOKINAさんもコチラのインタビューで語っていましたが、低音には影響を与えないという点だと言えます。

CLHDでDriveを下げてクリーンブースターとして使っても、Driveを上げてギターのボリュームを絞ったクリーンサウンドにしても、ペラペラなサウンドにならずに豊かな低音が残り、高域は煌びやか音にしてくれます。

しかも、その低域具合が丁度良いレンジ感なので、低域のツマミが欲しいとは思いません。

Way HugeのGreen Rhinoとかは100Hzの低域をブースト/カットできるつまみがあって、それはそれで作れる音の幅が広がりますが、CLHDで設定された低域はそれだけで十分だと思いました。

この辺りがエフェクターを作る人のセンスなのかもしれません。

更に高域の音がもし固いという感じる場合は、Definitionのツマミを時計回りに回すことで輪郭がぼやけるので、馴染みやすい音になると思います。

これだけの事がエフェクター一つで出来るってすごいですよね。

ギター、エフェクター、アンプの3つを統合的に捉えて設計しているのかな?と思うほどですが、使い手側としてもその3つを意識してセッティングするのが良いのだと思いました。

デザインも良いし、紫色のLEDもカッコいいし名前もカッコいいので、持ってるだけで満足ですけど、音も使い勝手も最高最高なCLHDです。


Leqtique Roger単体の感想

次は単体としてのRogerの感想です。
このRogerですが、Power ICというエフェクターでは使うのが珍しいパーツを使用しているそうです。

サウンドイメージはアンプの歪みチャンネルをエフェクターにしたという触れ込みの通り、単純なオーバードライブともディストーションとも違うニュアンスを感じるエフェクターです。

通常歪みエフェクターを掛けると低音がカットされたような感じで、低域はあるけどなんか不自然という印象を受けることがありますが、Rogerではそれがありません。

4インプットでリンクさせたマスターボリューム無しのマーシャルが歪んだようなサウンドが感覚的には近いかもしれません。

高域のシャリシャリ感は薄目な印象ですけど、低域は申し分なしです。

更にギターのボリュームの反応も良いので、アンプで歪ませてギターのボリュームで歪みをコントロールしたい人にはオススメできます。

個人的には、似たようなエフェクターとしてFulltoneのOCDやPedal DiggersのCranked 45なんかがRogerと同系の印象なんですけど、両者がエフェクターの枠にいるのに対してRogerはもう少しアンプよりと言えると思います。

その理由としては、どのツマミのコントロールも不自然さが少なくて、極端に効くというよりもアンプらしいレンジの中でサウンドが変化しているような感じがするからです。

もちろんDriveのツマミをフルにすればエフェクターらしさという感じもありますけど、適度なセッティングではアンプライクという言葉が相応しいといえます。

Driveをフルにしてもギターのボリュームを絞ればギリギリクリーン~クランチサウンドになりますが、この辺りもアンプらしい動きなんじゃないかと思います。

Rogerのトーンの効き方

Rogerのトーンのツマミですが、通常のトーンの印象とは少し異なります。

というのは、トーンを絞っても通常のオーバードライブのように丸いモコモコしたサウンドというよりも、芯の部分はツマミをどこの位置にしても変わらず、特定の高域の成分をどこまで目立たせるか?という働きをしているように思います。

なので、トーンというよりもアンプのトレブルのツマミに近いような感じがしました。

ベースとミッドは固定されていて、ボリューム、ゲイン、トレブルを調整するような感じでしょうか。

最初はこのトーンの効き方よりも、もっとエフェクターらしい感じに効く方が面白かったなぁ~なんて思ったんですけど、そういう感じの音が欲しければギターのトーンを絞れば良いことが分かりましたので、モーマンタイでした。

Rogerに言えることは、ギターとの組み合わせを意識することで最大限にポテンシャルを発揮できると思います。

あ、後アンプ直が好きな人にも感覚的には近い操作感や音が得られるのでおすすめかも。


CLHD+Rogerの感想まとめ

大好きなLeqtiqueのエフェクターを実質2つもゲットしたことになった今回の2in1のCLHD+Roger。
2019年初っ端から良い買い物が出来ました。

個人的にはCLHD+REDの組み合わせが理想でしたが、仮にどっちも試奏する機会があったとしてもCLHD+Rogerを選ぶことにしたと思います。

もちろん、どちらもゲットできれば最高なんですけどね。


LeqtiqueとL’、SNDのペダルは今生のうちにコンプしたいと思うほど大好きなエフェクターです。

早い所動画を完成させて投稿したいと思います。