今日はようやくこの記事が書ける日が来ました。
そう!ギターの改造をしんたんですよーーー!
念願かなってというか、ようやく一歩を踏み出せたというか、自分にとって大きな前進になりました。
とは言ったものの、ギターの改造をしたその日に若干腰を痛めてしまったことや、家族が病気になったりしてその看病をしたりなんたりと色々ありまして、ようやくままとめることが出来る体制になりました。
いやはや、令和前後のバタバタはいい思い出になりそうです。
今回のギターの改造ですが、元々やりたいと思っていた、ワンボリューム、ワントーン化の改造をしました。
また、色々と調べるうちにボリュームのハイパスフィルタ搭載を知り、それもやりたいなということで一緒にやってみました。
本当はスムーステーパーという改造(といっても今回の改造+抵抗を付ける)をしたかったのですが、必要なパーツがゲット出来なかったので見送りました。
というか、早く改造したくて辛抱できませんでした(てへっ)
改造については大変なことも多く、備忘録的な感じで残しておこうと思います。
それではどうぞ!
初ギター改造してみた!
改めて今回の改造についてから。
今回は、
・ワンボリューム、ワントーン化(レインボートーン残し)
・ハイパスフィルター搭載化
・ボリューム、トーンポットの交換
の三つを行いました。
それぞれ簡単に説明すると、自分の使っていたストラトですが、基本的には普通のストラトと同じくワンボリューム、ツートーンでした。
で、これをNick Johnstonに影響されて、ワンボリューム、ワントーンに改造しました。
ワントーンにすることで(しない方法もあるようですが)、ブリッジピックアップにもトーンが効いて、音色の幅が広がることを想定しました。
しかも、今回の改造においてはトーンの調整が出来ることは結構重要なポイントになりました。後述します。
ハイパスフィルターについては、色々と調べるうちにスムーステーパー改造というものを知ったのですが、必要な抵抗を買うことが出来なかったのでとりあえずハイパス改造だけでも、と思って今回実施しています。
待てば良かったかもと思うことがありましたので、それも後から書きます。
最後のボリューム、トーンポットの交換ですが、これは元々のYoutubeアップロード問題から派生した改造とも言えます。
というのは、コチラの記事でも書きましたが、オタレコさんに聞いてみたら撮り音自体が~という問題に直面したんです。
で、やたらと自分が録音しているギターの音がベースが出ている?出過ぎ?と思うようになり、その原因を探っていったところ、ギターのボリュームのポットの抵抗値とピックアップの組み合わせに辿り着きました。
自分が使っているのはフェンダーのホットノイズレスというスタックタイプのピックアップで、ハムバッカータイプのピックアップと同じような感じです。
サウンドハウスさんでこのピックアップのコメントを見ていると、どうやらボリュームポットは500KΩ、トーンは1MΩでスムーステーパー付きにするのが、本来の姿であったことが分かりました。
というか、今は違うのですが、ノイズレスピックアップを購入するとボリュームポット(500KΩ)、トーン(1MΩ)x2個、コンデンサ、抵抗が付いていたようです。
デジマート地下実験室でもあったのですが、ポットの抵抗値が低くくなると高域が出なくなる、逆に言えばポットの抵抗値が高いと高域が出るので、低音が出過ぎと思われる自分のギターに有効だと思ったんです。
以前、一度だけポットの抵抗値を調べたところ、案の定250KΩのポット(ボリューム)が付いていました。
ただ、言うほどの違いは無いというかYoutubeの音とは別の話だと思うのですが、少しでも疑念を晴らすことや気分転換に改造をすることにしました。
現状の部品の取り外し
最初に、現状の部品を外していきます。
弦をどうしようかと思っていましたが、幸い?直前に5弦が切れたので併せて交換すべく弦も取り払いました。
改めて各ポットの抵抗値を見てみると、ボリュームとトーンは250KΩでした。
センターピックアップのトーンポットは無記名だったので分かりませんが、おそらく同じ250KΩだと思います。
今回ポットの交換とハイパスとりつけ、それからレインボートーン(ネック、ブリッジピックアップの直列?並列?したサウンド)化をするにあたっては、コチラ↓のページを参考にさせてもらいました。
参考にしたホームページ
【ワンボリューム、ワントーン化】
・セルダーのストラト改造その1。1ボリューム、1トーン化。
・レインボートーンに挑戦しよう(リットーミュージック)
購入した部品
次に購入した部品について。
・500KΩポット:プッシュプッシュタイプ(ボリューム用)
メーカー:MONTREUX
商品名:A500K Inch Push Lock SW Pot
価格:¥1,166
・1MΩ(トーン用)
メーカー:MONTREUX
商品名:Custom CTS A1M Split
価格:¥648
・250pF(ハイパスコンデンサ用)
メーカー:MONTREUX
商品名:SILVER MICA 250PF
価格:¥324
です。
ちなみに、写真の商品に記載されている価格の方が高いのですが、実際に購入した金額は上記の通りです。
サウンドハウスさんの企業努力のおかげでしょうか。送料無料だったしありがたや(-人-)
スムーステーパーをするには、470KΩの抵抗が必要でした。
秋葉原とかに行けばあったようですが、リサーチ不足でした。トホホ。
いざっ!!改造っ!!
さて、いざ改造を始めてみて困ったことがありました。
とりあえず、既存のパーツを外すことは問題無かったのですが、ハンダが付けが難しくて中々うまくいきませんでした。
それからシールドのプラグの線や弦アース?用のトレモロスプリングに付ける線など既存の線の長さに余長が少なく、別のハンダをするために引っ張ってハンダ付け(そもそもハンダ付けが甘いが故に)が取れたりと散々。
後から、ピックアップの交換とかの動画を見てたら、そもそも先にピックアップの交換とか済ませて、ピックガードに装着していました。
で、最後にプラグやアースのハンダをしていたんです。
少し考えれば分かりそうなんですけど、少しの手間を惜しんだことと、言い訳するなら腰痛で一刻も早く終わらせたかったこと、更には夜勤もあったので寝たかったけど、途中で止められないという状況もあって焦ったことが原因にありそうです。
しかも、改造後の写真も撮り忘れているし。。。
後半はなんでこんなことをしているんだ!と半ば半ギレ状態で改造をしていました。いけませんな、こんなことでは。
と、話はそれましたが、ハンダ付けや改造の手順は今後改善するとして、配線について。
そもそも上記のページを参考にしたものの、イマイチ配線の意味が分かっておらず、確認しながらやりました。
後から検索したら分かりやすいページ(コチラ)がありました。
う~む分かりやすい。多分。
今回の自分の改造をコチラとコチラを参考にしてみると、次のような配線になりました。
多分間違えていないと思うんですけど、うろ覚えなのでご容赦下さい。
センターのトーンがあったところは穴が空いてましたが、優しい息子が自分の京王ライナーのシールを貼ってくれました(泣)
黙ってるとシールだらけになるので、程よいところでスト~~~プ!!
危ない危ない。
それから、レインボートーン用のプッシュプッシュのスイッチ。まずはオフ。
で、オンはこちら。
ワンボリューム、ワントーンの改造だったらさほどでもなかったんですけど、個人的にレインボートーンをまぁまぁ使うので、これまで同様プッシュプッシュタイプのスイッチ付きポットを使っています。
以前はもっと手の込んだ改造がされていたんですけど、最終的にネック、ブリッジピックアップの音が出れば良かったので、ブリッジピックアップ選択時にプル状態の時のみネック、ブリッジピックアップの音が出ます。
なので、プル状態でネック側に切り替えるとネックのみが鳴るようになっています。
後は、センター、ブリッジピックアップ選択時はネック、センター、ブリッジピックアップの3つが鳴ります。
あまり使いませんが、アルペジオで時々使います。
早速音出し!感想はいかに?
腰痛で限界を迎えながらも何とか改造が完了しました。
ということで、早速音出しをしてみました。
まず、ボリューム、トーンを前回にした状態で弾いてみましたが、やはり低音がスッキリしています。
またトーンポットが1MΩだからなのか、少しジャキっとした音がします。
昔のテレキャスターが1MΩのポットが使われていたことで、ジャキジャキした細い音がしていたと聞いたことがありますが、そこまでいかずとも250KΩのポットが搭載されていた時よりは、低音が落ち着いて高域寄りになった感じがします。
で、トーンを絞ると高域がイイ感じにマイルドになるので、トーン前回で使うことが今後は少なくなりそうです。
また、冒頭に書いたようにブリッジピックアップにもトーンが効くので、キンキンし過ぎかな?っていう時にはトーンを絞れるので安心して使えそうです。
次にボリュームを絞ってハイパス具合を確認します。
クリーン~クランチ設定にしたAmplitubeで弾いたのですが、ボリュームを6位まで絞ると高域だけが残ります。
「おぉ~」と驚くほどの変化でした。
ただ、スムーステーパーにはしていないからか、効きが極端に感じられなくもないです。
また、セッティングによってはかなりジャキジャキした音で、好まれないテレキャスみたいな音がするようになりました。
特にネック、ブリッジピックアップハーフトーン状態でボリュームを絞り、大好きなLeqtiqueのCLHDをオンにするとテレキャス具合が顕著になります。
これはこれでありかもしれないと納得させないといけない感じです。
これがハイパスの為なのか、1MΩのポットを使っているからなのかを検証する必要が出てきました。
コンデンサの容量を高いものにするか、1MΩのポットを500KΩのものにするか、いずれにしても課題になりました。
ここまで高域が出ることは予想していなかったので、ニック・ジョンストンごっこはできず。。。
っていうかその前にテクを磨けって感じですけどね。
ハイパス化したら歪んだアンプには程よくマッチする不思議
上記の感想は、改造した当時に感じたものになります。
すぐに再改造できないので、そのまま数日使っていた時にある事に気が付きました。
私は基本的にクリーン~クランチセッティングにしたアンプを使っているのですが、たまたまデイヴ・ナヴァロの動画を見ていて、AmplitubeでJCM900っぽい音作りをしてみました。
すると、これまで高域が目立っていたのですが、少し歪が強めのクランチセッティングにしていたら、ギターのボリュームを絞ってもそこまで高域が強調されない音になりました。
他のアンプでもそうなのですが、クランチ以上に歪ませたアンプだと相性が良く、ギターのボリュームを絞って程よいクリーン、クランチサウンドになりました。
クリーン~クランチセッティングのアンプでもトーンを駆使すれば問題無いのですが、トーンを絞った音という不自然さは残ります。
歪ませたアンプだとそういった不自然さはあまり感じられず、トーンも全開にする機会が増えました。
併せてゲインブーストした時にも抜けのよい音になったので、500KΩと1MΩのポットに交換したのは正解だったと思えるようになりました。
まとめ
改造直後はポットの再交換などもしようと思っていましたが、もう少しだけ今のまま使ってみようと思います。
次回するとすれば、配線が切れたなどでノイズがひどいといった現象が出てからにしようと思います。
ただ、今回改造して思ったのはギターの配線とかしてる人って凄いなぁ~ということです。
自分はいつも地元の先輩にお願いして部品代だけで改造などをしてもらっていましたが、工賃を払わないとわりに合わないと思いました。
次回、配線切れが起きた時などに自分でやるかお願いするかは悩みどころですが、きちんと配線材料を用意してハンダ付けについて再度勉強した上で、今一度チャレンジしてみようかとは思っています。
こういったものはやはり数をこなしてなんぼだと思うからです。
ただ、これで生計を立てたいという気はさらさらないので、程よい所でプロにお任せするつもりではいます。
自分で出来た時の達成感はありますが、如何せん難しいでっす。
最後になりますが、全般的に今回の改造は大成功と言っても良いと思いました。
最終的に狙った通りの改造が出来たことや、音はイメージ通りにはいかなかったものの、使える状態には出来たことを考えると初めてにしては良くやったなと思います。
もっとハンダの練習を重ねつつ、ギターの改造が難なく出来るようになることと、次のステップとしてエフェクターの改造、そしていつかは自分の思い通りのエフェクターを作れるようになることを夢見て、電子工作を楽しんでいこうと思います。
長々となりましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。
※追記と修正(2019/5/6)
・購入した部品の詳細(メーカーや価格など)を追記。またコンデンサを220pF→250pFへ修正しました。
・音声のみ簡単に録音した動画アップしました。