【日記】Frying teapotの088 overdriveはブースター、オーバードライブとしても秀逸な話と日記




こんにちは!

昨日、嫁さんにお休みをもらって一日フリーダムホリデイを堪能してきました。


といっても、試奏したかったエフェクターとギターの改造用パーツを見に行ってきたという程度ですが。。。

で、特に試奏して良かったのがFrying teapotの088 Overdriveです。


今回は、Frying teapotの088 Overdriveの感想+日記という感じでいきたいと思います。

それではどうぞ。


Frying teapotの088 Overdriveの感想

今回は、Frying teapotの088 Overdriveを池袋にあるGet Stompさんで試奏してきました。

元々、デジマートをダラダラと見ていた時に目にしたことがきっかけでずっと試奏してみたいなぁ~と思っていたんです。




Get Stompさんで試奏したのは他にも理由があって、mt’labのオーバードライブも気になっていたので併せて試奏させてもらおうと思っていたからです。

こちらについても後ほどの日記部分で感想を書きます。


それで、Frying teapotの088 Overdriveの感想ですけど、これめっちゃいいですよ。

何が良いのかっていうと、088の名前が示すようにTS808をモチーフにしたオーバードライブなんですが、本家TS808にある不満が個人的に解消されていると感じました。


TS808ですが、中域を持ち上げるTS特有のオーバードライブサウンドは大好きなんですけど、レベルを上げても少し物足りなさを感じることがありました。

もう少しレベルとゲインが高くなって幅が広がれば・・・と思っていた部分がスッキリ解消されていたんです。


他のモディファイとどう違うの?

TS808系のオーバードライブはたくさんありますが、違いを挙げるとすれば個人的な印象としてはオリジナルに忠実なサウンドが挙げられると思います。

TS808をモディファイというかモチーフにしたオーバードライブは、そのオリジナルの「もっとこうしたい」を具現化したオーバードライブになりますが、ともすればこれはTSなのか?と思うオーバードライブもあります。


それはそれで良いのですが、オリジナル感も欲しいんだよね~っていうわがままもあります。

One ControlのPersian Green Screamerは、そういう意味ではビンテージモードにすることでレベルとゲイン量を含めてもオリジナルに忠実だと思えるオーバードライブでした。


ただ、088 Overdriveもビンテージモードとしてオリジナルなサウンドを出せるモードがあるんですけど、試奏した印象だとオリジナルを少し元気にしたような感じでした。

トーンやキャラクターと言った部分はTS808感がバッチリ出ているのにも関わらず、使いやすさを感じられるレベルとゲイン量なんです。


なので、オリジナルTS808をも少し使いやすくしたい!という人には、このビンテージモードだけでも十分に価値あるエフェクターだと思います。


3モードの違いについて

上記で挙げたビンテージモードが秀逸だなと思う一方で、残りのブライトモード、ファットモードも良い感じでした。

最初にブライトモードから。


ブライトモードというだけあって、ビンテージモードにプラスして高域が追加されるモードです。

高域が出るので音量感が上がったような印象です。


それでも、キャラクターとしてのTS808感は残っているので、オーバードライブよりもブースターとして使用する時に高域の抜けが欲しい場合に重宝しそうです。

また、高域が出ると言っても当然耳に痛い感じはなく、ナチュラルに高域が出ているという感じなので本当に使いやすいです。


もう一つのファットモードですが、自分が試奏して時にはどいうモードかは分かっていなかったのですが、一番レベル感が高いという印象でした。

またレベル量が高いためだと思いますが、ゲインも少し上がったような気がしましたが、ゲイン量自体はそれほど変わってはいないようです。


というのは、ファットモードはTS系ペダルでは削られる低域をそのままにして、高域の抜け感をアップさせたモードであるからです。

なので、もしかしたらレベルやゲイン量のアップではなくどこの帯域を補強するのか?という違いがモードによってあるという感じみたいですね。


このファットモードについては、クリーン~クランチに歪ませたアンプでアンプの歪みではなくTS系の歪みで演奏したい人に向いていると思います。

もちろん、ゲインブースターとして使用しても、プッシュ出来るのでここぞという所で使いたい人にもおすすめです。


088 Overdriveの総合的な感想

088 Overdriveの総合的な感想ですが、TS系ペダルでオリジナルのTS808が使いたいけど、もう少し使いやすくて幅が広げられるエフェクターを探している人には間違いなくオススメできます。

ノイズも少ないし作りもしっかりとしているので、安心して使えると思いました。


ちなみに元々自分はLeqtiqueのMARとCULTモディファイのMAT Supreme、HBEのパワースクリームをTS系の候補として検討していました。

いずれも動画などで見る限りは、TS系の進化版として秀逸なペダルであることは間違いありません。


ただ088 Overdriveが良かったのは、そうした進化版という中でオリジナリティーを残したまま、実践向けに作られているという点がとても評価したい部分です。

なんていうか、そのチューニング度合いが程よいんですよね。自分的に。


これはゲットするのは時間の問題ですね。

次に買うTS系ペダルは088 Overdriveで決まりです。


Get Stompさんでの試奏

さて、088 Overdriveは以上なのですが、今回試奏させてもらった池袋にあるイケベのGet stompさんですが、過去にTimmyともう一つ何か試奏させてもらったことがありました。

試奏部屋があってマーシャル、フェンダー、JC120が置いてあり、心ゆくまで試奏できます。


人目を気にしなくてもよいというのは、良いですね。

ちなみに自分はMarshall JVMで試奏しました。

mt’labのハムスターシリーズの完成度の高さよ

また、今回はmt’lab(現KATANA Sound)のハムスター、ハムスターcool、ハムスターFトーンの3種類も試奏しました。

いずれもオーバードライブ~ブースターとして使用するエフェクターですが、どれも良かったです。


当初は、フェンダーアンプ向けというFトーンが気になっていましたが、快く3つとも試奏させてくださったので全部+088の4つを試奏しました。

最初にハムスター自体は個人的には単体のオーバードライブというよりも、ブースターとして使うことを目的にしてるんだと思いました。


特に通常のハムスターはアンプをある程度歪ませた状態でゲインブースターとして使用すると、他の2つよりもギターの美味しいミッドとハイミッドがブーストされて、抜けの良いかつ、アンプの歪みの質感は変えないという感じでした。

SuhrのKoko Boostのクリーンブースター側を使っていたことがありましたが、低音と高域がある意味でキレイにブーストされるので気に入っていましたが、同じタイミングでmt’labを知っていたら、間違いなくハムスターを選んでいたと思います。


クセは無いのに抜けだけ良くなるというのって単純にすごいと思いました。

ハムスターcoolについては、通常のハムスターをその名の通りcooolにした印象で、同じくクセの無いブースターとして使用できるのですが、シングルコイルだと少し物足りない感じがあります。


なので、逆に言えば中低域が出るレスポールカスタムなどには通常のハムスターよりも相性が良いのではないかと思います。

ゲイン量も通常のハムスターと比べても低いのですが、ハムバッカー搭載のギターであれば同程度と言えるようなレベル感です。


最後にハムスターのFトーンですが、こちらはゲインを上げ目にしてオーバードライブ的に使用すると、フェンダーアンプのボリュームを上げたような歪み方をします。

高域は若干ハリが出て、ローミッドがプッシュされてブルース系のサウンドにピッタリです。


自分の好みの音としてはFトーンが一番好きではあります。

フェンダーアンプでも試せば良かったです。


ハムスターについては、いずれもアンプの歪みをメインにして目的や使用している機材に合わせて選ぶことで、より求める音に近づける設計がされていると思います。

また、いずれもノイズが少ないことと、ギターのボリュームへの反応が良い点が素晴らしいエフェクターであることを物語っていました。


KATANA Soundの神風というエフェクターが、確かハムスターを元にしていたと思います。

で、アンプのコントロールの前段を抜き出したようなイメージと話していたので、アンプの延長と考えると反応の良さは良く分かる気がします。


でも、SuhrのKoko Boostがクリーンなブーストを目指しているとしたら、ハムスターはそれプラスでアンプの質感を変えずにどうしたら美味しい部分がプッシュできるか?を考えて作ってあるようで、一歩踏み込んだ作り込みがされていると思います。

日本人ならではの職人技と言えるのではないでしょうか?


Get stompの店員さんの親切さに感動

今回、池袋のGet stompさんで試奏して良かったことの一つに、店員さんからたくさんのアドバイスや情報を頂けたことがありました。

今回の目的は上記のエフェクターの試奏でしたが、そもそもはTS系のエフェクターで良さげなものを探しているという所から出発しています。


また、価格としては高くても17000~18000円で考えていました。

で、試奏したエフェクター以外で店員さんがオススメしてくれたのは、FulltoneのFulldrive1でした。


ついこの前でた、ブースト無しのFulldriveです。

元々、Fulldrive2自体もTS系のペダルですが、アンプの歪みに合わせて使うという点では不足しがちな低域も確保しつつ、TS系の抜け感はそのままということでオススメして頂きました。


実際に、プロミュージシャンの方が何台も試奏された中で、やっぱりFulldriveがいいねという話になったそうです。

また、店員さんと話をしていて共感したのが、歪み系のエフェクターに求めるのは、歪み量よりもそのキャラクターというかトーンというか、EQ的な変化がどうなるか?という点です。


クリーンなアンプで使う場合は、エフェクターのゲインや歪みの質感というのは選択のポイントになるのですが、アンプである程度歪みを作るとゲインってあまり上げないですし、そもそも一定レベル以上は使わないと思います。

アンプ単体での歪みでも十分なレベルにしたらなおのこと、エフェクターのゲイン量は必要ありません。


でも、歪みエフェクターがこれだけあるのは、クリーンアンプ以外で使う時に歪みのトーンをEQライクに変化させるためだと言えます。

実際にその店員さんはマーシャル系のアンプで歪みを作り、初期のBOSS DS-1をトーンの効きの良さを活かして歪みの感じを変えるためにブースター的に使用しているとのことでした。


BOSSのDS-1は殆ど単体でクリーンなアンプで使う前提だったので、その話を聞いて目から鱗でした。

でも、自分も考えると最近歪み系のエフェクターを買う時には、どれだけ歪むかは確認しても実際は必要な量のゲインがあることや、レベルがどれだけ上がるか?、どんなキャラクターなのかを気にしていました。


以外にその事に無自覚でいたんですけど、改めて意識することでこれから歪みエフェクターの選択肢が変わっていきそうです。

実際、088 Overdriveにしようと思っていましたが、Fulldriveも候補に挙がってしまい、また楽しい迷いの日々が始まりました。


懐が温かければとりあえずゲットしておいて間違いないエフェクターだと思うんですけどね~

後、Fulldriveは使っている人も多いという点で二の足を踏むという天邪鬼さもありますが、王道を抑えるという選択もありかなぁ~と思っています。


エフェクター探しって本当に楽しいですね。

それでは!


あっ、後御茶ノ水の楽器店でギターのパーツを探してたんですけど、値段が思ってたよりも高く結局困ったの時の音家さんで買う事にしました。





何を買ったのかはお楽しみに!!

いよいよ今年の目標の一つだったギターの改造にとりかかろうと思います。