Amplitube 4 RAT系ディストーションレビュー

今回はディストーションの中でも人気があり、椎名林檎ちゃんの歌にも登場するProcoのRATをモデリングしたAmplitube 4のディストーションペダルをレビューしたいと思います。

Amplitube 4 RAT系ディストーションレビュー


セッティング

まずは動画でのセッティングについて。

ギターはオリジナルのストラトです。

メイプルボディ・ネックでピックアップはFenderのホットノイズレス。
ブリッジはPRS製でボリュームノブがプッシュ/プッシュで切り替えできて、ネックピックアップとブリッジピックアップがシリアルで繋がるので、レテキャスのセンターポジションのような音が出ます。

前半はFenderのVibro-Kingをモデリングしたアンプで、キャビだけマーシャル系の12インチスピーカーx4のキャビにしています。

06:30~の後半はAmplitube 4から新たに加わったMarshallのJCM900シリーズがモデリングされたアンプです。

一応クリーン系(といってもセッティング的にクランチですが)と歪み系でエフェクターを使用した場合の参考に2種類のアンプを使っています。


ディストーション?ファズ?潰れるようなダーティーサウンドが魅力のRAT!!

今回も各ノブを0~フルまで変化させています。

RATの魅力と言えば、その粒の粗いサウンドではないでしょうか?
DIST(Gain)のつまみを上げるほど歪みが段々と潰れていき、まるでファズのようなサウンドになっていきます。

Fender系のアンプでクリーン(クランチ)サウンドから一気にRATを踏んで爆発するような轟音に変化させると、BlurのSong2が弾きたくなりますね!

Blur – Song 2


ってことで少し弾いていますが、まぁ・・・大目に見てください。

続いてMashall系のアンプにRATを追加した場合は少し低音が強調されて粒が更にザラザラしたサウンドに変化していきます。
Distを上げて歪みを増しても12時以降はそこまで変化しません。

また通常のToneに相当するのがFilterのつまみです。

上げていくほど高域が絞られていきます。初めてRATを使ったときは少し違和感がありましたが、慣れれば問題なしですね。

全体的なサウンドのイメージはザラっとしたディストーションですが、ファズのようなサウンドが好きでDS-1などのディストーションのようにジャキジャキした感じが好みでない人にはRATオススメです!

Amplitube 4のRATもオリジナルのRAT(厳密にはRAT2?)をしっかりとモデリングできていると思うので、RAT一つを商売道具にしたいけど持っていない人もAmplitube 4のRATを是非試してみて下さい。