BOSSのDS-1とDS-2の違いは?
BOSSのディストーションエフェクターである、DS-1とDS-2ですが、有名なミュージシャンが使っている事もあり、どちらもとても人気のペダルですね。
DS-2については、私が敬愛するジョン・フルシアンテ、デイヴ・ナヴァロ、カート・コバーンが使っています。
一方のDS-1ですが、こちらもカート・コバーン、スティーブ・ヴァイ、ジョー・サトリアーニなど有名なギタリストが使っていますね。
今回は、このBOSSのDS-1とDS-2の違いについて書いていきたいと思います。
[ad#ad-1]
BOSS DS-1とDS-2のサウンドの特徴
最初にDS-1、DS-2の簡単な違いについてですが、まずはノブの数がDS-1は3つでDS-2は4つという違いがあります。
これは、単純にDS-2は歪みのモードを選択できるので、そのモード変更のノブがDS-1に比べて一つ多いというわけです。
それ以外のLEVEL(ボリューム)、DIST(ゲイン)、TONE(トーン)のノブは同じです。
では、次にサウンドの違いについてです。
サウンドの違いについては、DS-1とDS-2のモードIの比較になります。
モードIIについては、中域が持ち上がり、ソロ向きのサウンドになります。
DS-1についてですが、とてもザクザクとしたドンシャリサウンドが特徴です。
ここで、DS-1ではないのですが、Amplitubeに収録されているDS-1系の歪みペダルのサウンドを聞いてみましょう。
IK Multimedia Amplitube 4 Boss DS-1系ディストーションレビュー
これぞディストーションという感じで、リフやバッキングをザクザク刻んでいるとテンションが上がります。
また、意外と歪の深いディストーションペダルでありながら、以外に歪んだアンプで使っても良い感じです。
一方のDS-2のモードIのサウンドですが、基本的にはDS-1のサウンドを踏襲しています。
ですので、ドンシャリサウンドなのですが、トーンの効きや歪み量が少しDS-1に劣る印象です。
DS-2についても実際のサウンドを聞いてみましょう。
DS-2 TURBO Distortion [BOSS Sound Check]
DS-1のディストーションで世界を虜にしたカート・コバーンも、後期ではDS-2を使っています。
また、ジョン・フルシアンテはDS-2のモードIIを使っていますが、デイヴ・ナヴァロは恐らくですが、DS-2のモードIを使っています。
しかも、デイヴはアンプ(JCM900)の歪みチャンネルで使っているのではないかと思います。
そのお陰か、One hot minuteのアルバムでは、レッチリのどの時代にも無いハードロック的な要素がふんだんに感じられます。
[amazonjs asin=”B000002MTR” locale=”JP” title=”One Hot Minute”]
余談ですが、ジェーンズ・アディクションではIbanezのTS808かTS9をソロで使っていますね。
DS-1とDS-2を選ぶなら?
BOSS DS-1、DS-2はどちらも使い勝手の良いサウンドだと思います。
最近は、アンプの歪みが秀逸ですし、ブースターも良いものがたくさん出ているので、アンプの歪みをメインにしている人にとってディストーションは手にする機会が少ないかもしれません。
でも、シューゲイザーやニルバーナなどのグランジ系のサウンドを目指すなら、ディストーションペダルは持っていてもよいかと思います。
私も、普段はアンプの歪みをメインに使っていますが、SuhrのRiotをボードに入れて、万が一JC-120しか使えない環境の時は、ディストーションを使います。
⇒⇒⇒『【ディストーション】Suhr Riotを試奏してみた!』
私が、DS-1とDS-2を買うときに基準にするとしたら、次のような用途を考えて購入すると思います。
ディストーションペダルの歪みをメインで使ったり、ドンシャリなサウンドを使う機会が多いのであれば、DS-1。
様々な用途として幅広く使うことがありそうなら、DS-2です。
レッチリをコピーするなら迷わずDS-2ですね(笑)
使い方次第ではどちらも魅力的なサウンドになるBOSSのDS-1とDS-2。
価格的にもお手頃なので、一つ持っておいてはいかがでしょうか?
[ad#ad-2]