突然ですが、私は現在34歳です。
次の誕生日がくれば四捨五入でアラフォーになる年代ですけど、歳を重ねるごとに聞く音楽が変わってきた感じがします。
もう少し言い方を変えると、音楽の聴き方や使い方、選び方が変わってきた感じがします。
私が音楽を積極的に聴き始めたのは、1998年頃だったと思います。
それ以前も同世代が聴いているGLAYやラルクとかも聞いてはいましたが、家では殆ど聞かずにテレビ見る程度でした。
2つ上の姉がいるのですが、姉はジャケット買いをして自分のCDラジカセで音楽を聴いていました。
その時の自分と言えば、まだ音楽への理解が乏しく姉が聴いている音楽も「うるさいのぅ~」としか思っていませんでした。
しかし、ドラゴンアッシュを知ってからというもの、あまりの衝撃にドハマりしまして、CDはもちろん関連本なんかも買っていました。
そこからギターを始めるにいたり、音楽の幅が広がっていきました。
ギターを始めた当初聴いていた音楽と言えば、ドラゴンアッシュに似たいわゆるラップメタル的なバンドが多かったです。
LimpBizkit、Linkin Park、Kid Rock、Korn、Rage Aainst the mashine、Incubus。
それから、メロコア系ということでGreen Day、Blink182、Good Charlotteなどなど。
他にはWeezerやバンドメンバーの影響でJimmy eat worldやCursiveなんかも聴いていました。
懐かしいですね。
その後はロッキンオンとか雑誌に登場するバンドやMTVを見てカッコいいと思ったバンドを聴いたり、ギターマガジンやGIGSなんかのギター雑誌を見て特集が組まれたバンドやギタリストのアルバムもチェックしていました。
で、10代~20代は音楽の聴き方っていうのは衝動的というか、自分が欲しい”感じ”だけを求めて音楽に浸っていたように思います。
ギターを始めた時であれば、
「歪んでないギターはギターじゃないぜwww」
とか。
速弾きに魅了されたときは、
「ブルースなんて聴けたもんじゃない(←暴言)」
とか。
若さゆえの自己チュー感丸出しでしたね。
そこから色々と聞くようになってから、ロックだけではなくヒップホップやR&B、テクノやアシッドハウス、フレンチエレクトロ~といったジャンルもそれ以前よりも楽しめるものが増えていきました。
更には、日本の歌謡曲や身近にあったけど聴いてこなかった音楽の良さも分かるようになってきたり。
ただ、その時点でも音楽を楽しむだけで、使うという感じはありませんでした。
それで、最近思うのはもちろん音楽を聴く・体感するという楽しみ方や、ミュージシャンの世界観や主張という部分に関心を持つようになったり、気分に合わせて音楽を聴くということもするようになりました。
その時の気分に合わせて音楽を聴くというのは、これまでにもしてきたのですが、今もう少し感覚的には違っていて、昔が音楽気分に合わせて聴くことで癒されていたとすれば、今はその時の自分のコンディションを良くするために聴くという感じです。
昔から好きですが、最近はゴリラズのアルバムが自分のテンポに合うので、電車とか歩いている時に聴くと落ち着きます。
最近よく聴くアルバムとしては、アニマルアズリーダズなんかがありますが、これはギターの勉強という点や、昔のような聴いて元気をもらったり、浸ってみたりという感情的な聴き方をしています。
まぁ結局は楽しみ方は人それぞれなんですけどね。
歳を重ねることで身体が以前よりも~なんて悲観的になる部分がある一方で、視点というか色々な側面を見るという能力は上がっていると実感しています。
それが、音楽というそれまでは精神的なものへの影響だけと思っていたところから、身体的な部分を活かすために聴くという側面も見いだせたことで、今後は更なる音楽との触れ合い方が増えていくのかなぁ~と思うと、少しだけ歳を重ねるのが楽しみになりました。